消化器内科で働く魅力とは、どのような点なのでしょうか。多くの看護師が、「ほとんどの臓器に対応するので、広範な知識が身に付くこと」を魅力に挙げています。覚えなければいけない事柄が多すぎると尻込みする看護師もいますが、口腔から肛門まで一つながりであることを理解すれば、流れに沿って覚えるだけなので、むしろ覚えやすいという意見が多数です。

また、患者と接する機会が多いので、やりがいを感じるというという声も、多数寄せられています。闘病生活に寄り添って行う心身へのケア、家族へのフォロー、生活指導、アセスメントなど、きめ細やかな看護が提供できます。生活指導や患者の状態の観察など、日々、看護師のスキルが発揮しながら働けるのでプライドをもって働けるという声も目立ちます。業務を通じてアセスメントのスキルや、消化器の幅広い知識が身に付くのも魅力といえるでしょう。がん患者への対応など、幅広い看護スキルが養える診療科なので、他の診療科に異動しても即戦力として活躍できます。

また、外科では手術後のケアなど、医師の指示に従って働くことが多いのですが、内科では「栄養管理や生活指導など、チーム医療の一員として主体的に関わることができる」という意見もありました。病院によっても異なるでしょうが、看護師が活躍しやすい診療科といえるでしょう。このように消化器内科の看護師は、やりがいやプライドを感じながら働く人が多い傾向にあるようです。