実録!消化器内科看護師の一日

消化器内科で働く看護師は、どのような業務をこなしているのでしょうか。病棟では主に検査や胃腸疾患の治療などで入院する患者のケアを行います。朝のラウンドではバイタルチェックや投薬指導などを介し、担当患者の情報収集を行います。アセスメント作成などを行いながら、医師回診などの介助が主な仕事となります。外来では主に採血や血圧測定の他、内視鏡検査の準備や介助が主な仕事です。患者の状況を情報収集することも看護師の業務の一つです。必要な患者に対しては栄養指導や体調管理に関する指導や説明も行います。

朝の申し送りの後、内視鏡検査室の準備を行います。電源を入れるほか、機器の動作チェックなどを行うこともあるでしょう。検査の予約が入っている場合は、必要な患者人数分の検査キットなどを準備します。内視鏡検査を行う患者に対して、バイタルチェックや前処置を施したのちに検査室へ案内します。医師の検査介助を行う他、患者の状態を細やかに確認することも看護師の役割です。検査終了後は生活指導を行い、医師の診断を促します。午前の診療では、数名の患者に対し内視鏡検査を行います。内視鏡検査室の消毒や次の検査の準備を経て次の患者を迎えます。

昼休憩のあとは午後の診療です。一般的な消化器疾患の診療が主となります。検査を行った患者に対して検査結果の説明や、追加検査を行うケースもあります。17時まで診療を行い、カルテの整理や処置室の清掃、消耗品の補充等などを施せば一日の業務が終了します。